というと、ちょっと大げさだけど、通勤電車を筆頭に、サラリーマンをやっていると避けられない様々なことが嫌で、消去法で独立した、という側面もあります。
まあ、当時はそういう世界にお世話になっていたので、あまり否定的な事を書くのもどうかとは思うけど、まあ自分には向かなかった、という事で。
通勤電車が嫌い
自宅から職場まで、ドアtoドアで大体1.5時間、1日往復で3時間。準備時間も入れたら3.5時間。1ヶ月で70時間。年間840時間。
満員電車のサラリーマンの舌打ち。我先に椅子に座り、ドアが開くのを待てずに肘で攻撃。夜は酔って駅員に絡む。ホームに吐く。耳をつんざくようにガナリたてる駅の放送。
痴漢冤罪に怯えて常に両手をあげた状態で電車に詰め込まれる。
その頃は偏頭痛持ちで、よく具合が悪くなっていたけど、電車に乗らなくなってから全然無くなりました。きっとストレスでちょっとおかしくなってたのかも。あのままだったらきっとヤバかったんじゃないかなーと。
リモートワークさせてくれない
もちろん、通勤しないと成り立たない職種もあるけど、この職種だともう10年前から「この仕事、家でも出来るのに」と思っていて、自宅でやらせて下さい、と提案したこともあったけど、まあ余裕で門前払いでした。
自宅の方が環境もいいし作業も捗るのに。
Mac使わせてくれない
会社の支給は基本WindowsPC。一方僕は、最初からMac使いだったので、手に馴染むMacで仕事がしたかった。自腹のMacBookも基本的にはNGだったので、仕方なくWindows。
あの青い空と緑の芝を見ると、「仕事だ…」と。
電話に出ないといけない
元々電話が嫌いなのに、デスクに電話があって、鳴ったら出ないといけない。
社外から僕に用事のある人なんていなかったから、確実に誰か宛の電話。作業中断してまで出ないといけないものなのかどうか。
僕の場合、「○○社の××です」と、会ったこともない人の名前を言われても、保留にしてる間に忘れてしまう、という恐ろしいポンコツ能力もあります。
朝礼
もちろん必要な会議はいいけど、朝礼って必要なのかな。
タスクの確認ならツールでいいし、社員を鼓舞させるような心を打つ熱い話があるわけでもなく。
前日までの進捗の報告。日報まで書かせて口頭でも報告とかお互いの時間ムダ。
残業
上司が帰るまで先に帰ったらいけないような雰囲気。まあ空気読まずに定時で速攻帰ってたけど。
給料のシステムが、残業した方が出るようになっているからら、そうなるんだと思う。
おかげで給料は安かったけど、自分にとっては自分の時間の方が大事でした。
遊んでる人に給料吸われる
朝、死にそうな顔で出勤してきたあと、隣の人が何してるかって言うと、午前中はyahoo見たり2ch見たり。
それでいて、夜は残業するんだから意味が分からない。
僕の場合は(まあ当然ダラケる日もあるけど)振られたタスクをとっとと終わらせて、勉強してました。
仕事内容自体や、最新技術の習得は楽しかったので。
ちゃんとやった分を、何もしていない人に吸われている感じが嫌でした。
自転車やバイク通勤させてくれない
電車が嫌いなもんだから、バイクや自転車通勤させて欲しかったけど、労災?的な事情でダメと。
自己責任でいいから、通勤費だけ貰って、好きな手段で移動したかった。
毎日同じ時間に行かなきゃいけない
フレックスってのもあったけど、9時-18時か10時-19時なら、結局早く帰りたいから毎日9時出社に固定になる。
とまあ、色々あるわけですが、つまりこれって、裏を返せば、今は無いということ。
- 通勤電車乗らない。起きたらすぐ仕事、終わったらすぐお風呂。通勤と準備時間がいらないから、実働時間が同じなら自由時間が増える。
- リモートワークしかいないです。そもそもオフィスにデスクが無い。
- Macしか使わない。(最近みんなMacになったなー。Apple潰れなくて良かった)
- 電話出ない。というか無い。
- 朝礼やったことない。会議すら社内ではほとんどしたこと無い。
- 残業、そもそもタイムカードがない。
- 自分の働きが収入に直結。スタッフも基本的にはレベニューシェア(頑張った利益からマージン支払う)。
- 打ち合わせなど移動必要なら、飲みじゃ無ければバイクか車。
- ここ数年、仕事のためには目覚まし時計使ったことがない。
やってみたら全然実現出来るじゃん、と。
※セキュリティやらコンプライアンス的なこともありますが、そういう案件はそういう用にちゃんとした会社を噛ましてたりするので、別に問題なかったりしてます。
通勤電車に乗らなくてよくなりました
そんなわけで、2008年に独立しました。
飲み会が有る時はバイクや車で行けないので、たまには電車には乗りますが、やはり日常的に乗るにはしんどすぎるシステムですね、あれは。
もし同じような事で悩んでるような人がいたら、自分の経験の範囲内で相談に乗りますよ。
あれから10年、今やリモートワークというのも一般的になりましたしね。

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それでは。